こんにちは。ICTマネジメント部の青柳です。
新しいプロジェクトや、まだ知見の少ない領域での業務に飛び込むのって、とてもエネルギーが必要で大変ですよね。
今回は、私が「未経験の領域」で業務をスタートした際に実践した、AIを活用したキャッチアップ方法についてお話しします。
一例として、皆さんの参考になれば幸いです。
はじめに
まずは、私のこれまでの経歴を簡単にご紹介させてください。
【前職までの経験】
- 広告系営業(飛び込み営業) 1年
- ハードウェア品質保証 5年
【入社後の経験】
- ソフトウェア開発(C#、Java) 5年
- AI・AIエージェントコンサル(Azure) 0.5年(現在)
このように、私はこれまで全く異なる領域の業務を経験してきました。
自分自身、特定の領域だけのスペシャリストを目指すというよりは、様々な分野を幅広く経験し、学びの引き出しを増やしていきたいという思いを持っています。
未経験領域での業務で、一番困ること
それは、圧倒的に「専門用語が分からない」ことです。
様々な壁がありましたが、私が一番の障壁だと感じたのはこれでした。
配属当初は、会議やチャットで飛び交う言葉の意味が理解できず、議論の輪に全く入ることができなくて、正直とても歯がゆい思いをしました。
「〇〇の対応、できる?」と聞かれても、そもそも「〇〇」が何を指すのか分からず、何をどう進めればいいのか具体的なイメージが湧かない、ということも多々ありました。

私が実践した「専門用語」の壁の乗り越え方
新しい職場やプロジェクトに参画した際、どれだけ過去に経験があっても、その場所では誰もが「初心者」です。
分からないことがあるのは当然です。
そこで、私が前述の困りごとを解決するために、第一に取り組んだのが
「用語の徹底的な理解」
でした。
プロジェクトによっては用語集ドキュメントがある場合もありますが、整備されていないケースの方が多いかと思います。
そのため、私は 「分からない用語をメモし、自分で調べて『自分だけの用語集』を作る」 ことを徹底しました。
業務に慣れるまでは、ひたすらこのインプットの繰り返しです。
このアプローチについて、「昔(AIが主流になる前)」と「今(AI活用時代)」での変化を比較してみました。
○ 昔:手書きと検索で、時間をかけてインプット
- メモやノートに、分からなかった用語を手書きで控える
- 帰宅途中や帰宅後に、スマホやPCで検索して調べる(関連する技術ブログなども読み込む)
- 休日に、ノートに「自分用用語集」として綺麗にまとめ直す
→
→ 
○ 今:AIを活用し、調査・ストックを圧倒的に効率化
- 手書きでもPCでも、分からなかった用語をその場ですぐにメモする
- メモした用語について、AIを活用して多角的に調べる
- 調査結果をMarkdown(MD)ファイルにまとめ、簡易的なレポートとして保管する
※「自分専用のQiita(技術情報共有サイト)」を作るようなイメージです
→ 
最近は、AIを活用することで調査にかかる時間を大幅に短縮できるようになりました。
また、単に調べて終わりにするのではなく、 「Markdownファイルでレポート化して蓄積する」 ことで、後からチームに参画してくるメンバーへのレクチャー(ナレッジ共有)の際にもそのまま役立てています。
用語検索における「AI機能」のスマートな使い分け
AIで調査をする際は、内容や目的に応じて以下のように機能を使い分けています。
- 高速モード: 簡単な用語の意味や、概要をサクッと知りたいとき
- 思考モード: 文書の添削や、提案・プレゼンの「壁打ち相手」になってほしいとき
- Deep Research(エージェント機能): Web上の情報を深く調査・分析し、詳細なレポートとしてまとめたいとき
【具体的な使い分けの例】
- 「LLMって何?」 ⇒ 高速モード
- 「初心者向けに、LLM活用時の基本概念を分かりやすく教えて」 ⇒ 思考モード
- 「業務で生成AIを使用する際のリスクと対策を、事例を交えて整理して」 ⇒ Deep Research
このように用途に合わせて使い分けることで、必要な情報の深さに最短ルートでアクセスしています。
利用する上での注意点
AIを活用する上で、避けて通れないのが「ハルシネーション(AIがもっともらしい嘘をつく現象)」のリスクです。
AIの回答が常に正しいとは限らないため、重要な情報を扱う際は、ChatGPTやGeminiなど複数の異なるAI(LLM)に同じ質問を投げかけてみて、回答の方向性や内容にズレがないかを「クロスチェック」することを大切にしています。
まとめ:未経験の領域を怖がらず、チャレンジしてみてほしい
新しい領域や新規プロジェクトへの挑戦は、最初は誰でも非常に大変です。
同じ業界であっても、企業やチームが変われば、業務知識、進め方、使用するツールまで全く異なることも珍しくありません。
しかし、今の時代には強力なパートナーである「AI」があります。
AIをうまく相棒にしていけば、たとえ現時点で経験や知識が足りない業務であっても、急速に理解度を上げながら、自信を持って遂行していくことができると私は確信しています。
今回ご紹介したAI活用術は基本的な内容ですので、「もうやってるよ!」という方も多いかもしれません。
ですが、もし「その使い方は知らなかった」という部分が少しでもあれば、参考にしていただけると嬉しいです。
AIに丸投げするのではなく、 「自分の可能性を広げるためのツール」としてうまく付き合っていくこと。
それができれば、今の自分では難しいと思えるような高い壁も、きっと乗り越えられるはずです。
最後に
「新しいことに挑戦してみたいけれど、一歩を踏み出す勇気が出ない……」
そんな不安を抱えている方も安心してください。
EC1では、メンバー同士がAIの活用法をはじめとする様々なノウハウをオープンに情報交換し合い、日々新しいチャレンジを応援し合う風土があります。
未経験の領域に飛び込んでみたいというあなたの挑戦を、全力でサポートできる環境が整っています。
もし私たちのカルチャーや働き方に少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。